October 25, 2019

クロメン(排卵誘発剤)

クロメンは妊娠をサポートする排卵誘発剤の1つです。排卵障害などで自然な妊娠が出来ない方の治療に排卵誘発剤は使用され、受精が可能な良質な卵子を育て排卵を促します。 それ以外にも精子形成を促す男性不妊の効果もあり、男女ともに妊娠を望む方におすすめの薬です。

クロメン(排卵誘発剤)
目次

クロメンの特徴

クロメンはトルコのKocak Farma社が開発している、クロミッドのジェネリック薬である排卵誘発剤です。

排卵が行われずに妊娠ができない不妊症の治療に使用される排卵誘発剤です。
コダカランは無排卵症や排卵過少などの排卵障害が原因の不妊症の治療薬として使用されます。

1度に排卵する卵胞の数を増やしたり、卵胞を成長させ良質な卵胞を排卵させる効果も期待できます。

効果が穏やかで副作用も少なく、女性の体に負担をかけない特徴があります。
男性ホルモンの分泌を促す効果もあることから、男性不妊の原因となる精子形成を促進する効果も期待できます。

Kocak Farma社はトルコでも大手の製薬会社の1つとして、心臓疾患、泌尿器、腫瘍など500種類以上のジェネリック薬を開発・販売しています。欧米やアジアなど世界各国に輸出されています。

クロメンの効果・効能

クロメンの成分はクロミッドと同じクロミフェンです。クロミフェンはエストロゲン拮抗作用がある成分です。

エストロゲン(卵胞ホルモン)は卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体形成ホルモン(LH)と呼ばれる性腺刺激ホルモンの分泌をコントールするホルモンです。

FSHとLHの二つのホルモンは卵胞を成長させ、排卵を促す働きをしています。エストロゲンが少ないと卵胞が成長していない状態なのでFSHの分泌が増え、卵胞を成長させようとします。卵胞が成長しエストロゲンが多くなるとFSHの分泌は少なくなります。

クロミフェンはエストロゲン受容体と結びつき(エストロゲン拮抗作用)、エストロゲンがまだ少ないと脳に錯覚させ、卵胞を成長させるFSHの分泌を増やします。
その作用により、卵胞の成長や排卵を促します。

クロミフェンは効果が穏やかで副作用が少なく負担が少ないことから、排卵誘発剤として代表的な薬となっています。

服用のタイミングは生理が開始する3~5日後からです。
服用は1日1錠、5日間続けて50㎎の用量を服用します。効果が見られない場合は次の生理開始のタイミングから1日2錠、100㎎の用量で5日間続けて服用してください。1日の最大用量は100㎎とし、期間も5日が限度となります。
通常は服用が終わり7~10日後に排卵が起こります。

生理の開始や排卵には個人差がありタイミングを把握するために毎日の基礎体温の計測が必要になります。排卵日の前後に性行為をすれば受精の確率が高くなり、妊娠しやすい状態になります。

その他、性腺刺激ホルモンの分泌は男性の睾丸に作用することで、男性ホルモンの分泌量を増やす効果があり、精子形成を促し男性不妊の改善にも効果が期待できます。
現在はその効果を利用し筋肉増強剤(アナボリックステロイド)の使用時に現れる、睾丸萎縮などの副作用を緩和させる薬として使用する男性も多いとされています。

クロメンの副作用

クロメンの成分クロミフェンはこれまでのホルモン剤に比べ、副作用が少なく穏やかな効果と言われています。
ただし、副作用の発現は個人差があるため、クロメンにも副作用が現れる場合があります。

クロメンの主な副作用には以下のものがあります。

  • 悪心
  • 吐き気
  • 下痢
  • 視覚障害
  • 頭痛
  • ほてり
  • 可逆性卵巣肥大

まれに現れる重篤な副作用には以下のものがあります。

  • 卵巣過剰刺激症候群

排卵誘発剤や他のホルモン剤と併用すると、多くの卵胞が成長します。それに伴い卵巣が大きく腫れ、周辺に水分が溜まるようになり、下腹部痛や卵巣腫大の症状が現れます。
その後症状が進むと血液濃縮や血液凝固能の亢進、呼吸困難になる場合があります。
これらの症状が現れた場合は服用を止め、医師に相談し改善する処置を行ってください。

クロメンの注意点

以下の条件の方はクロメンを服用してはいけません。

  • エストロゲンに依存性のある悪性腫瘍がある、またはその疑いがある方(乳がん、子宮内膜がんなど)
  • 肝機能障害、肝疾患がある方
  • 妊娠中の方
  • もともと卵巣腫大のある、卵巣腫瘍がある方
  • 妊娠を望まない無排卵症の方

クロメンは併用禁忌の薬や、併用に注意が必要な薬は確認されていません。

クロメンの長期間の服用は注意が必要です。
ホルモンの働きを変化させる効果があるため、受精卵の着床に必要な子宮内膜が未成長になったり、膣と子宮を結ぶ頸管にある粘液の分泌が抑制され、精子が子宮に入りにくくなる場合があります。

クロメンの値段・錠数

クロメンは1錠50㎎の用量です。
1箱10錠入り、1890円(1錠あたり189円)となります。
錠剤は白色の丸型となります。

まとめ

クロメンは排卵誘発剤として、タイミング法など自然妊娠が困難な無排卵症・排卵過少の、排卵障害に悩む不妊症の方におすすめの薬です。

クロメンは国内での承認がされておらず国内での処方がされていない薬ですが、海外医薬品の通販サイトを利用すれば購入が可能です。
不妊症の治療である人工授精や体外受精は保険が適用されないため、高額な費用が掛かるものです。

一度検査をして妊娠の可能性があれば、一度クロメンを試してみるのも方法の1つです。

排卵誘発剤などの医薬品に関して
不妊治療でも使われる「排卵誘発剤」。

コダカラン(排卵誘発剤)
ユニークな名前のコダカランは妊娠するために必要な排卵を促す効果のある排卵誘発剤です。

フェルトミッドは先発薬であるクロミッドのジェネリック医薬品になります。 製薬メーカーでも知名度の高いシプラ社が製造から販売までを手掛ける排卵誘発剤となります。

クロメン(排卵誘発剤)
クロメンは妊娠をサポートする排卵誘発剤の1つです。排卵障害などで自然な妊娠が出来ない方の治療に排卵誘発剤は使用され、受精が可能な良質な卵子を育て排卵を促します。

プロベラ(女性ホルモン剤)
プロベラは、ファイザー製薬が開発販売している女性ホルモン剤です。

マレフェMTFは、インドに拠点を置くウエストコースト社が開発販売している女性ホルモン剤です。

カベルゴリン(不妊治療)
カベルゴリンは日本でもサワイからカベルゴリン錠として販売されている医薬品です。 今日紹介するのは同じ成分を含んだサンファーマ社から販売されている製品になります。

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